悪役令嬢ものすごく好きでたくさん読んでいるんですが、この『悪役令嬢の中の人』は、この先数年この作品を超える悪役令嬢ものは出てこないだろう、思った作品です。
『悪役令嬢の中の人』は、次元が違います。
同ジャンルの中でも頭ひとつどころか、ふたつもみっつも抜けた作品です。競馬で例えるなら10馬身くらいの差がある。
『悪役令嬢の中の人』ってどんな作品?
タイトルの「中の人」って何?と思った方も多いはず。簡単に説明するとこんな話です。
現代から転生した『エミ』は、悪役令嬢『レミリア』として乙女ゲームの破滅エンドを回避しようと必死に奔走します。しかし、断罪の日を防ぐことに失敗し、エミは消えてしまう。
そこから始まるのが、元々の悪役令嬢だった『レミリア』による、エミのための『復讐劇』です。
「悪役令嬢が、自分の中にいた転生者のために復讐する」——この導入からして、通常?の悪役令嬢ものから逸脱してる。普通じゃない。
📖 作品情報
原作小説:まきぶろ(一迅社ノベルス)
漫画:白梅ナズナ(comic LAKE)
既刊:全6巻(完結済み)
シリーズ累計:180万部突破
アニメ:2027年放送予定
個性的かつ美麗な絵と表情
キャラクターの造形がとにかく個性的かつ美麗。悪役令嬢のレミリアの「気品と狂気が同居した表情」なんて、他の作品じゃなかなか見られないレベルの描写です。
狂気美を具現化した存在。それが悪役令嬢『レミリア』。美しい。
そして表情。エミと同じく転生してきた本来のヒロイン『ピナ』。とにかくやばめな奴なのですが、醜悪な表情も媚び媚びの表情も、どちらも秀逸で内面がそのまま顔に出ている。もはや顔芸。半沢直樹を思い出しました。ヒール側と言えども、ヒロインがしていい表情じゃない。
そういった悪役令嬢ものでは見ないような表現がこの作品の醍醐味とも言えるかも。
女性向け作品で見ることはないような、えぐい描写もあります。
でもそれがいい。絶望最高
魅せる演出力
この作品、演出が本当に上手い。構図やコマ割りが、もうこれしかありえないんだよね!!!と思うくらい完璧。
キャラクターの感情・場の空気・ストーリーの転換点——それを絵と構図だけで表現できる作家さんって、マンガ界でも一握りだと思っています。
1巻の回想のラスト(中の人はエミ)→からの本来の「レミリアが目覚める瞬間」の演出は必見。
ああああああああ……同じ絶望を味わえます。
嵐のような疾走感
この作品、とにかくテンポが速い。
仕込み!絶望!仕込み!絶望!という復讐へ真っ直ぐ全力疾走するレミリアたん。冗長なシーンがほぼなく、常に物語が前に前に進んでいく感覚。
復讐RTAが気持ちイイ~
全6巻・完結済みというコンパクトさも相まって、読み始めたら止まらない疾走感があります。

全6巻完結なので一気読みしやすいのも最高
こんな人に特におすすめ
- 悪役令嬢ジャンルが好きな人
- 画力が高いマンガを読みたい人
- テンポよく読めるマンガを探している人
- 「復讐劇」「純愛」が好きな人
- アニメ化前に原作を読んでおきたい人
- 完結済みで一気読みしたい人
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読んで感じたこと
はぁ~すっきりした~今夜はよく眠れそう♥️
の一言。
2027年のアニメ化も決定しているので、アニメ前に原作を読んでおくなら今がチャンスです!
まとめ
悪役令嬢ジャンルの最高到達点
『悪役令嬢の中の人』は、同ジャンルの中で頭ひとつ抜けた傑作です。
読後感も最高。最初から最後まで美しい作品でした。
