「中学生とヤクザが友情を育む」と聞いて、このマンガ大丈夫?と思った方。大丈夫です。
最初は「変わった設定だな」くらいの気持ちで読み始めましたが、読み終わった後は、よく分からないけど拳を固く握りしめてました。
『カラオケ行こ!』全人類読んでほしいです。
シリーズ累計160万部突破、綾野剛主演で実写映画化もされた話題作。映画はまだ未視聴なのですが、綾野剛というだけでもう……100億点じゃん!
『カラオケ行こ!』ってどんな作品?
合唱部部長の中学3年生・聡実(さとみ)は、ヤクザの狂児(きょうじ)にからまれて歌のレッスンを頼まれます。
組長が主催するカラオケ大会で罰ゲームを回避するため、絶対に歌がうまくなりたい39歳の狂児。毎週拉致され、嫌々ながら歌唱指導をする聡実。住む世界も年齢もまるきり違う2人の間に、やがて奇妙な友情が芽生えていく——そんな物語です。
📖 作品情報
著者:和山やま
出版社:KADOKAWA(ビームコミックス)
既刊:全1巻(完結済み)
シリーズ累計:160万部突破
実写映画:2024年公開(監督:山下敦弘/主演:綾野剛)
アニメ:2025年放送済み
間がおもろい
シュールコメディの間。おもろい。淡々と進んでいく日常に加えたちょっとしたスパイス(ヤクザ)の面白さ。
セリフとセリフの間、コマとコマの間に、絶妙な「笑いの余白」があります。思わずニヨッとしてしまう。説明しすぎない、でも伝わる和山先生の独特のセンスと感覚だと思います。
ジャンルでくくると、コメディ・ドラマになると思ってました。
実際そうなんですが、そうなんですけどお……!!
読めば分かるさ、迷わず読めよ……

久しぶりにぷぷ……と笑ってしまった
狂児かっこよすぎる
『狂った児童』と書いて『狂児』
狂児ずるすぎる。『ずるい男』てタイトルで歌出したら売れる。
かっこよくて、強くて、スマートで……こいつほんまに……
歌が下手で、でも本気で上手くなりたいと思っているヤクザ。中学生相手に対等に向き合う姿勢。普段ボケ倒してるくせに聡実が血を浴びそうになった時、手で受け止めるシーン——
そういう所

🎤 狂児の十八番「紅」
登場人物全員狂ってる
メインキャラ以外の脇役たちも、全員クセが強いんです。
組長は絶対音感の持ち主で1番好きなことがカラオケ、2番目が刺青。組のメンバーたちもそれぞれ個性的で、ヤクザ社会のシリアスさとシュールな笑いが同居しています。
普通ならシリアスになりがちな「ヤクザ」という設定を、こんなに笑える形で描けるのは和山やま先生の独特なセンスがあるからこそだと思います。

最初は怖くなさそうな組長。でもやってることはちゃんとヤクザ
ヤクザと中学生の不思議な関係
この作品の核となるのが、聡実と狂児の関係性です。
不思議な友情。としか言えない、でも確実に特別な何か。
全編、中学生の聡実の視点で描かれることで、大人の狂児が何を考えているのか分からないもどかしさ。そして中学生ならではの部活や将来に対しての漠然とした不安。
そういった心の機微の繊細な部分が、間の空気感や表情から伝わってきます。
中盤までふざけた空気だったのに、聡実から狂児への感情の爆発に、一緒にうわあああ!となって泣いた。
こんな人に特におすすめ
- シュールな笑いが好きな人
- クセの強いキャラクターたちが好きな人
- ジャンルにとらわれない関係性の物語が好きな人
- 短編・完結済みでサクッと読みたい人
- 実写映画を見て原作も気になっている人
- 和山やま作品が気になっている人
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読んで感じたこと
極上の関係性 一生味がするぞ。
『カラオケ行こ!』は全1巻となっていますが、朗報です。
続編の『ファミレス行こ。上下』もあります。こちらは『カラオケ行こ!』から3年後のお話です。あとで書かせて下さい。
まとめ
全1巻に詰まった奇跡みたいな名作
- 和山やま先生独特の「間」の笑いが随所にある
- ギャップのある狂児のかっこよさ
- 組長を含む脇役全員がクセつよで魅力的
- 唯一無二の聡実と狂児の関係性
- 全1巻完結で気軽に読める名作
まだ読んでいない方は、ぜひ手に取ってみてください。全1巻なので気軽に読めますが、読んだ後の余韻は長く続くはずです。絶対読んでね……約束だよ👍️
