チートを隠しながら生きる系のなろうマンガ、たくさんありますよね。
正直、最初は「またこのパターンか」と思いながら読み始めました。でも読み進めるうちに、いわゆるチート系聖女とはちょっと違うなと思い始め、最終的には原作小説やスピンオフまで買ってしまった大好きな作品です。
『転生した大聖女は、聖女であることをひた隠す』、バレたら死ぬのに使っちゃう主人公フィーアの天然っぷりが最高です。
シリーズ累計200万部突破・なろう異世界恋愛部門年間1位。読んだら納得の面白さでした。
『転生した大聖女は、聖女であることをひた隠す』ってどんな作品?
騎士家の少女・フィーアは「剣の才能がない」と言われていました。しかし死にかけた際、前世で規格外のチート能力を持つ「大聖女」だったことを思い出します。
さらに前世の記憶の中で「聖女として生まれ変わったら殺す」という魔王の右腕からの脅しが——。
バレたら殺される。でも持っている力は使っちゃう。そんなフィーアが大聖女の力を隠しながら騎士を目指し、次々と騒動を巻き起こしていく物語です。
📖 作品情報
原作小説:十夜・chibi(アース・スターノベル)
漫画:青辺マヒト(アース・スターコミックス)
既刊:14巻(連載中)
シリーズ累計:200万部突破
なろう異世界恋愛部門:2019年年間1位
フィーアのキャラクターが最高
「静かに生きます!」と言いながら結局チートな力を使ってしまう。「バレたら死ぬのに、だって便利だから……」というその思考回路が笑えるし、愛おしい。
普通に考えたら絶対バレてるのに、普段のフィーアのポンコツぶりから、誰も聖女だと疑わない。絶対的なポンコツポジのフィーア。強い。
チートを持っているのに全然偉ぶらず、周りへの気遣いも忘れない。強いのに謙虚、有能なのに天然——そのギャップが読んでいて癖になります。
「人々を救いたい」という信念が根底にあるので、誰かを助けることに迷いがなくひたすら真っ直ぐで、かっこいい。

可愛さとかっこよさが共存してるヒロイン
「隠す」という制約が生む面白さ
この作品は「チートを隠しながら立ち回る」という制約があるので、毎回どうバレないようにするかという面白さがあります。「あ、これはバレる!どうする?」というハラハラ感が毎話あって、読んでいて飽きません。
さすがに、いつも周囲にいる騎士団の仲間たちも「おかしい」と感じてはいるものの、フィーア=聖女の思考には絶対に繋がらないのが面白い。
黒竜との関係が可愛い
フィーアが従魔にした最強の魔物・黒竜との関係が、また可愛いんですよ。
最強の魔物のはずなのに、フィーアにだけはデレデレ。一番のフィーア強火勢。フィーアはフィーアで黒竜をちゃんと大切にしていて、ミニサイズになった黒竜を服の中に隠したり、一緒に寝たり、その関係性がほっこりします。

ただし絶対に怒らせてはいけない🐲
魅力的な騎士団メンバー
- サヴィス・ナーヴ 王弟の隻眼。黒髪黒目。ナーヴ王国黒竜騎士団総長
- シリル・サザランド ナーヴ王国第一騎士団長。銀髪。 サザランド公爵
- カーティス 前世の大聖女の護衛騎士 褐色。
寡黙で少し寂しげな総長、優しい口調だけど総長より強いシリル団長、フィーアを守ること以外どうでもいいカーティス。
最高です。
いつもフィーアに振り回されつつ、きちんと見守ってくれる理想の上司たち。
特に印象に残っているのが、コミックス6巻から始まる「サザランド編」です。サザランド公爵であるシリル団長の領地を舞台としたお話で、始終シリル団長の寂しさや、やるせなさ、でも諦めたくない、という心がひしひしと伝わってきて、胸が締め付けられるようでした。サザランドでフィーアに一体何ができるのか?団長を助けることができるのか?というストーリーが展開するのですが、本当にこのサザランド編の完成度はすごいと思います。
絶対団長が好きになってまうやつ。でも総長も好き。
散りばめられた伏線
すんごい気になることがたくさんあるんですよ。
①まず大前提として、前世の大聖女を殺した「魔王の右腕」と「魔人」たちの特徴は黒髪、黒目。それ以外に黒の生物は存在しないと語られているのですが……。
②ナーヴ王家にかけられた呪いの謎
③500年前と異なる国の勢力図
きりがないのでここでやめておきますが、この作品は『転生した大聖女は、聖女であることをひた隠すZERO ~The Great Saint of Remembrance~』という本編の前日譚にあたる物語もコミカライズされています。原作小説・前日譚・本編の全てを読むとうっすら見えてくるものがあるので、気になった方は全部網羅してみてください。
ZEROは大聖女の物語なので、どうなるか知っている分だいぶ辛いです。
こんな人に特におすすめ
- なろう系・異世界転生マンガが好きな人
- チート系だけど「隠す」という設定が新鮮に感じる人
- 天然で愛らしい主人公が好きな人
- ほんのり甘いラブコメが読みたい人
- 考察や伏線回収が好きな人
- 長期連載で続きをずっと楽しみたい人
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読んで感じたこと
とにかく先が気になる作品。
魔人以外は悪い人間は基本的におらず、ほっこりした世界でもあるのですが、静かに何かが起こっている、という感覚がある。今は点と点だけど、少しずつ線が見え始め読むのが怖くなってきてる。でも最後まで読みたい。そんな作品です。
まとめ
チート隠し系の中でも特別な完成度を誇る作品です。
- 天然で愛らしい主人公・フィーアがとにかく魅力的
- 「チートを隠す」という制約が生む独自の面白さ
- 最強なのに可愛い黒竜との関係がほっこりする
- ラブコメとしてもしっかり楽しめる
- シリーズ累計200万部の実力作
まだ読んでいない方は、ぜひ1巻から手に取ってみてください。「なろう系は苦手」という方の入門作としてもおすすめです!
